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無酸素運動

短距離走、投擲、相撲など競技や、バーベルなどを使った筋力トレーニングなど短時間に強い力を発揮する運動を「無酸素運動」といいます。
これは、競技中に呼吸をしていないということではありません。筋肉を収縮させるためのエネルギーを、酸素を使わずに作り出すことからそのように呼ばれています。

運動の継続には十分な酸素が必要

運動する、つまり、筋肉が収縮するための直接のエネルギー源となるのが「アデノシン三燐酸(ATP)」です。安静時の筋肉内には、ある程度のATPが蓄えられていて、急な運動時にはすぐに使えるようになっていますが、高強度の運動を行った場合、数秒でなくなってしまいます。

引き続き運動を続ける場合には、筋肉中のグリコーゲンや血液や肝臓に蓄えられたブドウ糖からATPを作り出します。この場合、取り込まれる酸素の量が不足している状態でも、ATPを作り出すことができます。

このようにして作り出されたATPを使って運動することを無酸素運動といいますが、ATPを作り出す過程で、同時に乳酸を生じてしまいます。

無酸素運動は筋肉を鍛える

無酸素運動の能力は心肺機能よりも筋肉の量に直接関係すると言われています。
また、短い時間しか運動できませんが、筋肉を鍛えることができるという特徴があります。しかし、強度がつよいと筋肉を傷めたり、血圧があがったりすることがありますので、十分に注意してください。
筋力トレーニングをする前後には、必ずストレッチなどの準備体操や整理体操をしましょう。

高齢者や高血圧の人は急激な運動は避ける

ところで、短距離走などの無酸素運動をしたときにも息が切れますね。これは、無酸素運動では、ATPを作り出すために酸素を「一時的に借りている」形になっているからです。

その瞬間には酸素を使わずにATPを作り出すことができますが、その後始末のためにやはり酸素が必要となります。短距離走をした後に呼吸が荒くなるのは、借りていた酸素を返すために、たくさんの酸素を一気に取り込もうとして、早く大きな呼吸になるからです。

また、運動が終わってから急に心拍数や血圧が上がり、心臓発作(狭心症や心筋梗塞)を起こすこともあるので、特に高齢者や高血圧の人は避けたほうがよいでしょう。

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