骨盤ぐるぐるダイエット
なぜ骨盤ぐるぐるダイエットでやせることができるのか、その秘密をお話ししましょう。腰部分、骨盤や股関節の周りには、何種類かの筋肉が層になっています。
これらは、皮膚に近いところにある浅層筋(外側の筋肉)と、骨格に近いところにある深層筋(内側の筋肉)に大きく分けられます。私たちが普段している、歩く、物を持ち上げる、階段を上るなどの動作は、主に浅層筋を使って行われます。そのため、内側にある深層筋はほとんど使われることがありません。
深層筋は骨盤や股関節から一番近いところにあるため、骨盤ぐるぐるダイエットで鍛えることができるのですが、じつは、この深層筋こそがダイエットのカギ。深層筋は体の内側にあって赤い色をしているため、「インナーマッスル(inner
muscle)」と呼ばれます。
この深層筋は、浅層筋と違って、脂肪を燃やす性質を持つ、赤い筋線維(赤筋)が集中しているのです。つまり、これが鍛えられることで、脂肪がどんどん燃えるやせやすい体になっていくというわけです。
力を入れずに動くから疲れない、つらくない
骨盤ぐるぐるダイエットは「RPB」という理念に基づいて作ってあり、これを意識しながら行うことが効果を高めるコツです。
RPBとは、以下の略です。
これがダイエットとどう関係しているかというと、脂肪燃焼のカギである深層筋は、体をリラックスさせ、力を抜いて動かすことで鍛えられます。
また、正しい姿勢で体の重心を移動させることで効果的に骨盤や股関節を動かすことができます。そして筋肉や骨盤へのアプローチを連動させて体のバランスをとることで、脂肪が燃えやすく骨盤のゆがみがない、きれいな姿勢の体になっていくのです。
実際に骨盤ぐるぐるダイエットをやってみると、疲れがなく長時間でも続けられることを実感できると思います。ですから毎日少しずつでも継続して、楽しみながら健康的で美しいボディーラインを手に入れてください。
骨盤とインナーマッスルの仕組み
骨盤
骨盤とは、腸や膀胱、子宮などの臓器を包み込むように形作られている骨のこと。尾骨の上にある「仙骨」と、座ったときに椅子に当たるお尻の「坐骨」、ウエスト部分にある「腸骨」と膀胱の下の「恥骨」の4つで構成されています。
骨盤は日常の動作、姿勢などによってゆがみやすいため、骨盤ぐるぐるダイエットで矯正しましょう
腹横筋などのインナーマッスル
腰部分には、骨格に近く体の内側にある深層筋と、皮膚に近く体の外側にある浅層筋が層になって存在。体幹部・コアと呼ばれるのは、横隔膜から腹横筋、腸腰筋(腸骨筋と大腰筋からなる)、腹斜筋などの深層筋にかけてになります。
骨盤ぐるぐるダイエットのほか、シコ踏みでも鍛えられます。力士の足腰が安定しているのは、シコ踏みでコアが鍛えられているからというわけです。