腹式呼吸ダイエット
腹式呼吸ダイエットとは、胸式呼吸を腹式呼吸に変えるというものなのですが、そもそも腹式呼吸とは何かご存知でしょうか。
合唱や演劇など、声で表現するものを経験された方はご存知かと思いますが、そうでなければ案外馴染みのないものかもしれません。
私達は普段起きている時の呼吸は胸式呼吸、寝ている時の呼吸は腹式呼吸になっています。
寝ている人を見てみると、呼吸に合わせてお腹が上下しているのが分かるかと思います。しかしながら、普段起きている時にはそうなっていないのです。
呼吸に合わせてお腹を膨らませたりへこませたり、お腹をポンプとして使う呼吸を腹式呼吸と呼びます。
この腹式呼吸を意識することでインナーマッスルを鍛えることに繋がり、結果として痩せられるのが腹式呼吸ダイエットなのです。
効果
まずどのような効果が得られるかという点については、腹式呼吸でお腹が動くこともあって、ウエスト周りのサイズダウンなど、お腹周りをスッキリさせる効果があります。
また、胸式呼吸から腹式呼吸に変えると書きましたが、腹式呼吸でも実は大胸筋を使っています。ですので、腹式呼吸を行うことで大胸筋が鍛えられ、代謝アップにも効果があります。
また、腹式呼吸を行うことによって副交感神経が優位になるため、リラックス効果もあるとされています。
というのも、腹式呼吸では自然と深い呼吸になるため、深呼吸と同じような効果が得られるからなのです。
落ち着こうとする時、深呼吸をする方は多いと思いますが、それと同じで、腹式呼吸を行うことで気持ちを落ち着かせてリラックスする効果が得られるのです。
やり方
1. 鼻から息を吸って口から吐く
この時、12秒かけて息を吐くようにして欲しいのですが、12秒持たせようと細く息を吐くのではなく、体の中にある空気を全部吐き出すようなつもりで行って下さい。
息を全部吐いてしまうので、お腹はへこんでいるはずです。
2. 鼻から6秒かけて吸う
全部吐ききってしまったら、今度は新しい空気を体いっぱいに取り込みましょう。
この時、お腹は膨らんでいるはずです。
3. そのまま6秒キープ
6秒かけてぱんぱんに息を吸ったら、そのまま6秒キープします。
4. 12秒かけて吐き出す
初めと同じように、12秒かけて息を全部吐き出します。
これを1日に10セット程行って頂ければ良いかと思います。
慣れてきたら吐く秒数や、キープする秒数を延ばしていってみて下さい。
移動中や入浴中などの隙間時間にも行えますので、ちょっと意識して頂くだけで1日10セットはこなせるはずです。