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内蔵脂肪とは?

皮下脂肪は大切なもの

脂肪と一口に言っても、血液中を流れている「遊離脂肪酸」や「コレステロール」もあれば、細胞になって体に蓄えられている「体脂肪」(=中性脂肪)もあります。この体脂肪は皮下脂肪と内臓脂肪に分けられます。

皮下脂肪は皮膚の下にある脂肪細胞です。正確に言うと「表皮・真皮」の下にある細胞です。真皮はコラーゲンやヒアルロン酸が含まれ、肌の張りやみずみずしさを左右する部分です。皮下脂肪はその下にあります。

皮下脂肪は、直接、病気を引き起こすきっかけではなく、いざというときに使えるようにエネルギーを貯蔵し、また保温するという大切な役目を持っています。女性の場合、妊娠・出産には必要不可欠です。
ただし、皮下脂肪もつきすぎると、健康によくないことは言うまでもありません。
体重も増えるので、膝にかかる負担は相当なものがあります。

内蔵脂肪は病気の原因

一方、内臓脂肪とは腹筋の内側の壁の腹腔内についている脂肪のことです。内臓脂肪は内臓の位置を正しく保ったり、衝撃を和らげるクッションの役割があります。しかし、つきすぎると大変危険な体脂肪なのです。
この内臓脂肪こそがあらゆる生活習慣病を引き起こす元となるといっても過言ではありません。

ダイエットとか、脂肪とかいう場合、何かと皮下脂肪ばかりに目が行きがちですが、さほど、健康に悪影響はないのです。見栄えは悪いかもしれませんが・・・。

内臓脂肪は代謝が活発なので、つきやすく、落としやすいという性質を持っています。ですから、誰でもすぐに落とせますので、遅すぎるということはありません。
ただし、落としやすいということは、遊離脂肪酸として血液中に溶け出しやすいということでもあり、余分な脂肪が血液中に溢れ出るという弊害が起こるということでもあります。これが血液中に脂肪があふれる「高脂血症」をはじめ、高血圧症、糖尿病、動脈硬化などの原因となるのです。
どろどろの血は血管の壁にコレステロールを蓄積し、動脈の弾力をなくし、通り道も狭くなります。これが動脈硬化であり、当然、血圧も高くなります。

成分的に見ても、内臓脂肪はインスリンの作用を低下させる物質を産生しており、糖尿病を引き起こします。血栓を作りやすくする物質も産生しており、脳梗塞、心筋梗塞の原因となります。
そのほか、血管の平滑筋を増殖するので動脈硬化になりやすく、血圧を上昇させる物質も産生するので高血圧症の原因になります。

内蔵脂肪がつきやすいタイプ

内臓脂肪はホルモンの関係で、女性よりも男性のほうがつきやすくなっています。男性は筋肉が女性より多い分、筋肉の熱源としての内臓脂肪も多くなっているのです。
女性はどちらかというと、内臓脂肪よりも皮下脂肪のほうが多くなります。といっても、男性に比べてということであって、不規則な生活をしていると、どんどん内臓脂肪が付いていきます。

内臓脂肪がつきやすい人は、昔スポーツをしていたが、今はやめて運動しなくなった人、ダイエットをやめてリバウンドした人、不規則な食事をしている人に多いといわれています。
また、皮下脂肪が多く、肥満体形の人は必然的に内臓脂肪も多いということになります。前述したように、内臓脂肪は皮下脂肪よりもつきやすいからです。

内蔵脂肪の判定法

簡単に内臓脂肪の程度がわかる基準として、男性ではウエストが85センチ以上、女性では90センチ以上の人が内臓脂肪が多い人といえます。
思い当たる人は、すぐにでも内臓脂肪を落としていかないと、前述したさまざまな病気にかかる危険がつきまといます。また、このウエストに達していない人でも、体重が増えてない割りにおなかが出てきたというのなら要注意です。

おなかのお肉を指でつまんでみて判断する方法もあります。おなかが出てるわりにつかむ量が少ない人は、内臓脂肪によっておなかが出ていることになり、これも注意が必要です。

もっと正確に知りたいという人は、体脂肪計を使うといいでしょう。これが一番確実かもしれません。最近は体脂肪率だけでなく、体重、筋肉量、骨量、基礎代謝量、内臓脂肪、体水分もはかれるものが主流となっています。これを体組成計といいます。体はこれらの要素で構成されているので、すべて計れるほうが健康管理に役立ちます。
難しいことはなく、体重計のように1回乗るだけで、すぐに、これらすべてのデータを得ることができます。
正確な数値で出るので微妙な変化が確認でき、内臓脂肪を落としていく際に励みとなります。

内蔵脂肪を落とすには?

内臓脂肪を落とすには有酸素運動をすることです。これが最良で、唯一の方法といっても過言ではありません。

有酸素運動を始めると、はじめは血液中の糖質や筋肉に蓄えられているグリコーゲンが主要なエネルギー源として使われ、しばらくすると血液中の遊離脂肪酸が使われる割合が多くなってきます。
血中の糖質や脂肪が不足してくる20分を過ぎたあたりから、ようやく体脂肪を分解して燃焼し始めます。体脂肪には、前述したように皮下脂肪と内臓脂肪がありますが、内臓脂肪のほうが代謝が活発なので、まずは内臓脂肪のほうがどんどん分解されて使われていくのです。もちろん皮下脂肪も分解されます。

このように、内臓脂肪は代謝が活発なので、イコール落としやすく、病気を予防していくことができます。
ただ、有酸素運動もせず、ほうっておくと、余分な脂肪が血中に溶け出しやすく、そのどろどろ血があらゆる病気を引き起こすのです。

なお、有酸素運動も続けることが大切です。一ヶ月ウォーキングしたけれど続かなかったでは、意味がありません。むしろ急にやめてしまうことで、余計につきやすくなる危険もあります。
やるからには続けることが大事なのです。

そのために、自宅で器具を使った有酸素運動を推奨しています。これならば、テレビを見ながらでも、好きなときに好きなだけできるので、持続しやすいのです。天候に左右されるということもありません。
日々の生活に取り入れて、健康を培っていきましょう。

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